タイにも温泉があるのか?
アジアの雑誌の特集記事「バンコク温泉郷特集」
それを手にしながら思ったことがる。
結局その温泉ってのは
温泉→お風呂屋さん→風俗
だったわけだが、
実際に温泉もタイには存在するのだ。
バンコク近郊の観光地、カンチャナブリ。
この郊外にヒンダー温泉ってのがあると聞いた。
朝7時頃カンチャナブリーのゲストハウスを出てバスターミナルに到着。
バスはサンクラブリー行きのローカルバス。
8203番だった。確か…
「8時出発だぜ。7時50分頃来な!」
と、やる気なくベンチに座ってるおっさん運転手が答える。
とりあえず日本人がヒンダーに行きたがってるってのを、ここでアピール。
これが意外に重要だ。
カンチャナブリーからの道は、大自然のなかを走るので気持ちよい。
ローカルバスで、窓全開なので、風も気持ちよい。
空気が良い証拠だ。
そして走ること2時間半。
ヒンダー行きをアピールしていたので、
バス乗組員のボーイが尋ねてくれる。
ボ「ヒンダーだよな?ヒンダーのどこでおりる?」
俺「ヒンダー」
ボ「いやいや、だからヒンダーのどこだ?****(タイ語)か?」
俺「***?何?わからない。ホットスプリングだ!」
ボ「ホット…よくわからん。***か?」
俺「おう…」
と、よくわからないまま降りることに。
そして、もうとりあえず下車だ。
どこだ?ここ。看板無し。
と、地元の人に聞いてみると、そこのソイをあがっていけと教えてもらう。
下車したところから道を挟んだソイを入って、3分ほど上っていけば見えてくる。
これが、タイ天然の露天風呂。(入場料いるよ)
横…
濁流が流れてますけど…
そりゃ雨季ですからって、こっち側、侵食されてますけど…
と、ケチつける前に、まぁ湯につかってみましょう。
一応、着替えるところと、荷物預けるところもある。
さぁ、湯加減は…
良い。
良いぞ。
ただ、深っ!
油温は40度くらいらしいので、火照った体は濁流で冷やすことができる。
乾季だと清流らしいが、いずれにしろ大自然の中での露天風呂。
日本の温泉でのんびりなんて情緒は無いが、
何というか、昔なつかしの銭湯。
露店銭湯と言う感じだ。
これは、これで、ほんとにいい温泉だ。
客層は、ほぼタイ人。日本人は会わなかった。
白人は、なぜかロシア人が多い。
ツアーバスが次から次にやってくる。
そうなるとさらに情緒もクソもないが、
最初からないので、許してやろう。
彼らも観光だ。
温泉では2時間程度、のんびりする。
さて、帰りはここでバスが来るのを気長に待とう。
横の食堂でカオパットで昼飯。
こしょうが効いてて美味いが、ビールもコーラも無いのが残念。
火照った体に、炭酸でプシューっといきいものだが。
そうこうしてると、
クラクションを鳴らしながらバス到着。
カンチャナブリーを経由して、
5時間でバンコクだ。
そう、温泉で癒えた体は、バス移動でもっと疲れるのだった。
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